ヘッダサンプル

インジウム塗膜を実現する Rの技術(In. Mirror Coating System)

インジウム ミラー コーティング システム

意匠性や機能性を兼ね持つメッキ皮膜を完成させるには、不連続薄膜技術が必須となります。
Rの技術は薄膜塗装を極めた技術。インジウムメッキ塗料「エコミラー49」をRの技術による薄膜塗装で皮膜化。スプレーによるメッキ塗装を実現しました。

Rの技術による薄膜を再現。メッキ塗装を実現。

スワンプロによる回転塗装イメージCG
スワンプロによる回転塗装イメージCG

 メッキの需要の高まりは、単に意匠性だけではなく、通信などの機能性を兼ね持つパーツにメッキの要求が高まり、機能要件をクリアする金属皮膜の再現が重要になります。
 そこで、タクボエンジニアリングオリジナル回転塗装による薄膜塗装技術、「Rの技術」がそれを再現します。
 自動スプレーガン、ロボット、コントローラ、搬送装置、精密塗料供給装置シリンジポンプ、ソフトウエア・スワニスト、などを高度な連携技術により制御。スワニストで設定した塗装条件を正確に再現することで、低コストで高品位な薄膜塗膜が完成します。数値管理によるデジタルコーティングでメッキ塗装が実現します。

回転塗装で培われた技術で実現するメッキ塗装 インジウムミラーコーティング

Rの技術による薄膜塗装がメッキ塗装の鍵

塗装テスト 回転塗装 ドアミラー 東金テクニカルセンター
塗装テスト 回転塗装 ドアミラー 東金テクニカルセンター

 インジウム塗膜は意匠性の他、ミリ波透過性など機能性を兼ね備えた皮膜です。この機能を生かすには薄膜を実現することが重要です。スプレー塗装でかつ薄膜多重塗装のRの技術が実現します。

Rの技術 インジウム塗装プロセス

インジウム ミラー 塗装 標準プロセス
インジウム ミラー 塗装 標準プロセス

 インジウム ミラー コーティング システムの塗装プロセスは、アンダー、インジウム、トップの3コートから成り立っています。メッキ塗装を実現可能にしたのは、中塗りのインジウム塗装です。薄膜で不連続膜を形成することで、ミリ波の透過などの機能を発揮し、それをスプレーにおいて量産可能にしたのがRの技術です。
 ワークを正逆回転させながらロボットが塗装し、薄膜多重塗装が再現。Rの技術はロボットからスプレー、回転数のなどの条件設定を全て数値管理。薄膜のデジタルコーティングを実現します。

Rの技術 薄膜多重塗り

Rの技術 薄膜多重塗装
Rの技術 薄膜多重塗装

 ワークを円形治具に取り付け、回転機構付きのロボットシステムの搬送装置が正逆回転。
 回転するワークをロボットが薄膜多重塗りを繰り返す。

Rの技術 条件設定

  • ワークの面積が広い部分は、パターンを広めて塗装 / ワークの裏面に当たる部分はパターンを細めて塗装
    一連の条件設定は、ティーチングの条件設定で簡単制御。ビデオを編集するように自在にパターンを変化させることができます。
     
    Rの技術 自在な条件設定
    Rの技術 自在な条件設定
  •  回転塗装は、回転ワークとロボットとで、仕事を分散させることにより、ロボットの動きはシンプルになり、ロボット本体の軸数も4軸ですみ、ロボットのコストを抑えます。また、軸数が少ないほどロボットの制御(ティーチング)が簡素化され条件出し作業が楽になります。

    Rの技術 ロゴマーク
    Rの技術 ロゴマーク
  •  回転塗装は
    ・ワークとロボットとが協調作業
    ・ロボットの動きがシンプル、ティーチングが楽
    ・4軸ロボットで塗装が可能に
    ・ロボットのプログラミングが必要なく、スワニストの数値入力(条件設定)で可能

塗料を精密定量供給する 塗料供給装置シリンジポンプ

塗料供給システムSyringe pumpと設置例写真
塗料供給システムSyringe pumpと設置例写真

 品質、コストや環境を同時に解決するスプレー塗装システムの塗料供給装置が必須要件です。塗料を超精密にコントロールし必要な量を必要なだけ正確にガンへ供給するシリンジポンプシステムがシステム化されています。

膜厚コントロール自在。条件設定を簡単にするソフトウエア

ティーチングアシスタントソフトウエア スワニスト ロゴ
ティーチングアシスタントソフトウエア スワニスト ロゴ

 薄膜塗装を再現するソフトウエア「スワニスト・SWANIST」で制御。スワニストは塗装機器を高度なプログラムで制御するアシスタントソフト。塗装の条件設定を簡素化し、また数値化し塗装を管理可能にするソフトウエアです。

デジタル塗装を実現するツール ティーチングアシスタントソフトウエア「スワニスト/SWANIST」

  • スワニストの役目
    スワニストを搭載する コントローラ イメージ(SWAN)
    スワニストを搭載する コントローラ イメージ(SWAN)
  • ロボットのティーチング
  • 吐出量、霧化圧、パターン圧等のスプレーの条件設定
  • ティーチングデータを含む塗装データの管理
  • ワークの自動配置、3Dシミュレーション
  • 3Dバーチャル塗装シミュレーション
  • 塗料使用量、生産量、塗装時間管理
  • ジグの回転数やスプレー条件、ロボットの軌道など周辺機器の制御

塗装治具

品質やコストを左右する重要な要 回転治具開発

回転治具例-1
回転治具例-1

 ●ワーク着脱性 ●ハンドリング性 ●生産性 ●塗りやすさ ●塗装コスト など、塗装治具は、ロボットの無駄な動きを抑制し塗装時間を短縮。塗装コストに影響する重要な要素です。

 治具開発のポイント
1)ロボットの無駄な動きを抑える設置角度
2)ワークの隅々までスプレーが行き届く配置
3)生産性の良い取付個数
4)据付、脱着のしやすさ
5)ハンドリングの良さ
6)汚れにくい構造

回転治具例-2
回転治具例-2
回転治具例-3
回転治具例-3
回転治具例-4
回転治具例-4
回転治具例-5
回転治具例-5
回転治具例-6
回転治具例-6

ワークや素材を選ばない

あらゆるワークに対応
あらゆるワークに対応

 インジウムミラーコーティングシステムはワークを選びません。サイズは、中物から小物サイズ。モバイル通信機器から家電製品、コスメ化粧品部品。ABS、PCをはじめガラス、ステンレスなど幅広く対応します。

インジウム塗装 サンプル 東金テクニカルセンター展示
インジウム塗装 サンプル 東金テクニカルセンター展示
ワーク例 イメージ
ワーク例 イメージ

流体解析による塗装の可視化

流体解析による塗装の可視化
流体解析による塗装の可視化

 Rの技術は塗着効率や塗装時間などを流体解析技術を用いて可視化し分析。最適な条件を数値化することで、回転塗装の優位性をも実証しています。

「Rの技術」の標準化

 スプレーマンの重労働から開放。ロボットの得意とする弛まない動きと繰り返し精度を最大限利用し、ワークを回転させて塗る「Rの技術」は、ロボット塗装の標準化を目指しています。薄膜塗膜の仕上がりの良さと高い生産性、少ない塗料使用量とVOCの大幅な削減を可能にしています。塗装に必要な周辺機器を高度なアプリケーションで制御する「Rの技術」。  グローバルな分散生産リスクを無くし、環境性能を高め、FAのDX化、さらにはAIによるシミュレーションに至る世界を追求します。

2023.01.19

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